歌手の華原朋美(38)が26日、都内でシングル「夢やぶれて〜I DREAMED A DREAM〜」の購入者特典イベントを開催した。
約7年ぶりに発売した復帰シングルで、購入者300人に迎えられた華原は「わ〜!こんなにいっぱいありがとうございます」と感激の表情を見せた。
トークコーナーでは司会者から、今後頑張っていきたいことを尋ねられ、「逆に、頑張ってほしいことってなんですか?」と客席に逆質問。ファンから「全国ツアー!」と声が返ってくると、「ああ、それはもう!私もできることならやりたいです。ミュージカル風に私の人生のことを紹介していったり、(ツアーが)できるとしたらおもしろいものをやりたいですね」と笑みを浮かべた。
自身の過去を振り返り、「本当に廃人でしたからね。もう、華原朋美のかけらもないような状態だった。こうしてもう1度ステージに出てるっていうことが信じられないです。『本当に私、死んじゃった人なのかな』って思ったことが本当にたくさんあったんです」と苦しい時期の心境を打ち明けた。
ミニライブでは復帰シングルのほか、6月26日に発売されるセルフカバー・ベストアルバム「DREAM−Self Cover Best−」から、「I BELIEVE」などメドレーを含む全6曲を披露し、のびやかな声が健在であることを示した。「私はまだ執行猶予の身。そんな簡単には人の信用は取り戻せるものじゃないです。ここからがまた大切な時期だと思うので、頑張りたいです」と襟を正した。
ライブ後の取材では報道陣から「結婚は?」と質問も飛んだが、「やっぱり結婚したり子どもを産んだりとか、見ているとうらやましいです。でも今はこの復帰できたという喜びをかみ締めて頑張りたいです」とはにかんだ。