現在、日本テレビ系列で放映されているドラマ『雲の階段』。過疎の島の診療所に現れた相川三郎(長谷川博己)が、医師免許を持たないままメスを握らされたことをきっかけに、無資格医としての人生を歩み始めるという物語だ。過疎地域の医師不足など医療現場のリアリティを浮き彫りにした作品である。
社会批判だけでなく、無資格医の主人公を愛する二人の女性、診療所の看護師・明子(稲森いずみ)と、東京の大病院の令嬢・亜希子(木村文乃)が繰り広げる大人の三角関係も見所だ。
“メディカル・ラブサスペンス”と銘打たれた当ドラマはもちろんフィクションだが、思わぬ「マジレス反応」もあるようだ。医師を夫にもつ女性Aさん(56歳)は、次のように憤りを隠せないでいる。
「私は主人が医者なので、医療ドラマが大好きなんです。今回も楽しみにしていましたが、第1話を観てがっかり。こんなのあり得ない話ですよ。普通に考えて無免許医なんて逮捕されるでしょう? いくらドラマだといっても、こういう描写をしてしまう作品には怒りを覚えます。犯罪は犯罪ですから。最近、ママ友同士でお茶をしていたのですが、このドラマを褒めている方が多くてビックリ。やっぱり、夫が医者だとドラマの見方も違ってくると気づきました」
ドラマ自体はフィクションだが、視聴者の立場によって様々な感想があるのは間違いないようだ。
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