雑誌「non−no」の専属人気モデル日南響子が、最悪の出会い方をしてしまった男に恋い焦がれ、遊女にまで身を落とすというヒロイン・桜姫を体当たりで熱演している映画『桜姫』。予定調和やお約束の展開は一切ナシのR15指定の本作に、セクシー女優としてトップに君臨し、アイドルグループ「恵比寿マスカッツ」としても活動していた麻美ゆまが、桜姫のライバル役として出演している。
麻美は『桜姫』を手掛けた橋本一監督作品『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』にも出演し、着々と本格女優への道を開拓しつつある。今回、麻美が演じる役柄は、桜姫の美貌に嫉妬し、恋路を全力で邪魔する気の強い遊女・お七。美しい肢体を潔くさらすのはもちろん、“泥レスリング”を彷彿とさせる桜姫との対決シーンにも挑戦! 日南同様、麻美の“女優魂”を垣間見れる。
歌舞伎の代表作「桜姫東文章」(さくらひめあずまぶんしょう)をベースに、名門“セレブ”桜姫の常識外れな恋愛模様を独創的な映像感覚と奇抜なアイデアで描いている本作。日南や麻美のほかに、桜姫の恋の相手・権助役に青木崇高、正気を失った坊主・清玄役にでんでん、ミステリアスな美男子・定吉役に合田雅史、桜姫を溺愛する父親・左門役に野々村真、桜姫の盲目の琴の師匠・春琴役に「にっかつロマンポルノ」の黄金期を支えた元祖セクシー女優の風祭ゆきなど、個性が際立つ面々がキャスティングされている。
『桜姫』は6月29日からヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開。