テニスのマドリード・オープンは9日、マドリードで行われ、男子シングルス3回戦で第14シードの錦織圭(日清食品)が元世界ランキング1位で、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6−4、1−6、6−2で破る金星を挙げ、ベスト8に進出した。
世界16位の錦織が同2位のフェデラーに勝つのは、2度目の対戦で初めて。準々決勝で主催者推薦のパブロ・アンドゥハール(スペイン)と対戦する。(共同)
――勝利の瞬間は
もちろんうれしかった。第2セットはフェデラーがすごくいいプレーをして手が出せない状況だった。第3セットはサーブをキープしてもつれる展開になり、特にいいプレーができたのでよかった。
――一番の勝因は
フォアハンドをうまく使えたこと。フォア、バックと走らせて(プレーが)できた。それがよかった。
――苦手なクレーコートで勝った
びっくりしている。(クレーでは)そんなにいい成績は出ていなかったので。ここで勝てたことはすごく大きなことだと思う。
――フェデラーに勝つことが目標だった
小さいころから目指していた好きだった選手に勝てて、テニスをやっていて一番うれしい時かもしれない。