オバマ米大統領は4日、内戦が続くシリア領内でレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへのミサイル輸送を阻止するためにイスラエルが行ったと伝えられた空爆に関連して、イスラエルの自衛行為は容認できるとの考えを示した。
訪問先の中米コスタリカで、米国のスペイン語メディアに語った内容としてロイター通信が伝えた。
オバマ氏は「最新兵器がヒズボラの手に渡らないよう、イスラエルが自衛するのは正当な行為だ」と述べた。オバマ氏は実際に空爆が実施されたかどうかについては確認を避けた。
ヒズボラはシリアのアサド政権を支援して内戦に介入。イスラエルは、アサド政権側から化学兵器や最新鋭ミサイルがヒズボラ側に流出する事態を強く懸念している。