Quantcast
Channel: Boo-HeeのHoppingブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

巨人2−1楽天‐巨人菅野3回2安打無失点、原開幕ローテ太鼓判 楽天則本4回2安打無失点、星野先発も

$
0
0

 (オープン戦、巨人2−1楽天、24日、沖縄セルラー那覇)

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23)=東海大=が24日、初の対外試合となる楽天とのオープン戦(那覇)に先発し、最速146キロを計測するなど、3回2安打無失点に抑えた。観戦に訪れた祖父の原貢・東海大系列校野球部顧問(76)や両親らの前で堂々のデビュー。巨人の新人では10年ぶりとなる公式戦開幕カード(対広島)での先発も視野に入れた。

 注目右腕の初の対外試合。菅野は、落ち着いた表情でマウンドに向かったが、実は開き直っていた。

「昨日の夜は緊張しました。でも、マウンドでは楽しもうと。合格点だと思います。巨人に入ってよかった。これで巨人の一員になれたんだな、と思いました」

 一浪してまで貫き通したジャイアンツ愛を醸し出し、3回2安打無失点の堂々たるデビュー。東海大4年時の2011年11月2日以来、480日ぶりの対外試合にも自分を見失わなかった。

 サラブレッドの片鱗を見せたのは三回二死一塁。走者は昨季54盗塁でパ・リーグ盗塁王の聖沢。牽制(けんせい)、さらにセットポジションで球を長く持ち、間合いをとった。聖沢を一塁にくぎ付けにして、打者・西田を135キロのカットボールで見逃し三振。前回16日の紅白戦で単調になった投球リズムに変化をつけ「工夫しながらできました」と進化を口にした。

 球団が用意したネット裏の特別室。そこに祖父母や両親ら原一族が集結した。その光景はまさしく“授業参観”。社会人ともなればそっぽを向いてもおかしくはないが、15日が50歳の誕生日だった母・詠美さんに9日遅れの贈り物となった。

 祖父の貢氏は「80点をあげていいかな。欲を言えば常時148、9キロ出してほしい」と笑顔。采配を振った伯父の原監督も「忘れることのできない貴重な登板だったんじゃないか。十分戦える能力は持っている」と開幕ローテ入りに太鼓判を押した。

 順調にいけば、広島との開幕3連戦(3月29−31日、東京ドーム)での初登板初先発が有力。開幕カードで先発すれば、巨人の新人では木佐貫(現日本ハム)以来10年ぶりの快挙だ。「自分もそこを目標にやっている」。球界きってのDNAの持ち主が、王道を突き進む。 


 超大物ルーキーにも負けない投げっぷりだった。楽天のドラフト2位則本昂大投手(22=三重中京大)が巨人戦に先発し、4回2安打無失点と好投。140キロ後半の直球と変化球を織り交ぜ、打者のタイミングをことごとく外した。菅野にひけをとらない投球で「抑えたいように抑えられました。変化球はある程度通用すると思います」と充実した表情で振り返った。

 試合中の修正能力が高かった。「緊張して力んでしまった」という1回は、2死から四球と2連打を浴びたが、2回以降は3イニング連続で3者凡退。130キロ台後半で鋭く横に曲がるスライダー、120キロ台で縦に変化するカーブに似たスライダーを自在に操り、簡単にカウントを整えた。「2回以降に修正できたのは良かった。自信になりました」と笑顔を見せた。

 数字では菅野を上回った。この日最速は1キロ速い147キロをマークした。三振も1つ多い4奪三振。大学2年の春に出場した大学選手権で、神宮球場で投げる菅野を見て「直球がものすごく速かった」と目を丸くしたが、約3年後、互角以上の力を身につけた。

 星野監督も迷わせる好投だ。抑え起用のプランもあるが、菊池や戸村など先発陣の調子がいまひとつの状況。今後の起用法について同監督は「いろいろやってみるよ」と頭を悩ませた。ただ、即戦力であることに変わりはない。則本は「恐れずに内角を投げ切ることが課題です。シーズンまでに完璧にしたい」と意欲的だった。

◆則本昂大(のりもと・たかひろ)
 1990年(平2)12月17日生まれ、滋賀・多賀町出身。八幡商から三重中京大に進む。4年時の大学選手権では、1回戦の大体大戦で20三振を奪った。直球の最速154キロを誇る本格派の右腕で、スライダーやチェンジアップなど変化球も多彩。即戦力として期待される。178センチ、82キロ。右投げ左打ち。推定年俸1200万円。






















Viewing all articles
Browse latest Browse all 2229

Trending Articles