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辺野古訴訟住民敗訴‐普天間飛行場の飛行場としての使用は止めた方がいい

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 昨日は睡眠妨害を気にすることなくすぐに床に就くことが出来ました。普通の社会ならやらずに済むことをやらされている身からすると、この社会での市民のいう騒音問題なるものには首をかしげざるを得ないのです。ですので宜野湾市から発信されているであろう米軍問題には一切関心がありません。実際、私は米軍の騒音で迷惑を被ったこともないのです。ただ、航空機事故は必ず置きます。米軍機といえど例外ではありません。そのうえ市民は鬼の首をとったかのような騒ぎを起こしたいが故に墜落を待ち望んでいるのではないかと思われる節があります。もしそうなれば日本の防衛にも支障が生じます。ですので普天間飛行場の固定化、言い換えれば飛行場としての使用は止めた方がいいという政府の取り組みには賛成せざるを得ません。


■愛媛新聞社説 辺野古訴訟住民敗訴 移転へのお墨付きではない
 豊かで美しい海を次の世代に残したい―。米軍基地の危険や騒音におびえない平和な暮らしがしたい―。その思いは、司法に届かなかった。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向け、国が行った環境影響評価(アセスメント)に不備があるとして住民らが国にやり直しなどを求めた訴訟で、那覇地裁は違法性には踏み込まず、訴えを退けた。

 辺野古を含め、過去の大型公共事業に伴うアセスについては、とかく住民の意見が反映されにくいと指摘されてきた。走りだすと止まらない事業の免罪符にすぎないとの声も、依然として根強い。

 国はこの判決にあぐらをかいていてはならない。事業の中止権限も備えた「戦略的アセス」の導入なども視野に、制度改善を検討すべきだ。
 
 辺野古訴訟は、アセス手続きに住民が意見する権利を求め2009年8月、県内外の住民622人が国を相手に提訴。貴重な辺野古周辺の環境を守れるかどうかも焦点となり、全国で注目された。

 実際、環境保全の視点で見ても辺野古のアセスは極めてずさんだ。恣意的に結果を導いた疑いさえぬぐえない。仲井真弘多知事も昨春、評価書に対し「不適切」として、多くの問題点を指摘する意見を提出している。

 意見は環境保全措置について400項目以上の問題点を列挙。サンゴに与える工事の影響や絶滅危惧種ジュゴンの生態など未解明の点が多いと指摘。その後、沖縄防衛局や市民団体の調査で、ジュゴンがより広範囲に生息する可能性が指摘されている。

 垂直離着陸輸送機オスプレイの配備についても、住民が意見を出す機会のない最終段階となる「評価書」に、新たな内容として記載された。
 
 住民が「後出し」「結論ありき」と指摘したように、手続きの過程で住民の意見が入る余地はほぼなかった。修正があればアセスをやり直すとした環境影響評価法に違反するとの主張は当然だ。
 
 訴訟で国は、住民の意見について「事業者が広く情報収集するため」と主張した。ならば、最終段階に至るまで住民意見を反映する仕組みを整備するなど、全過程を透明化する姿勢が必要だ。
 
 司法は、国の手続きにお墨付きを与えたのではない。依然として、辺野古の埋め立て申請を仲井真知事に出せる環境にはないのだ。住民をなおざりにし続け、信頼を失い、基地問題の解決を遠ざけてきたのは国自身である。
 
 国は沖縄の負担軽減を言うが、その実行にはまず訴訟の背景にある住民の声に耳を傾けるべきだ。辺野古移設を白紙に戻した上で、県外・国外移設を含めた米軍基地の縮減と再配置検討を求めたい。


■中日新聞コラム 中日春秋
「反対運動がなかったら、もうこの眺めは失われていたんですよ」。沖縄県名護市辺野古の浜で、海上基地建設反対のため三千二百三十日もの間座り込みを続ける一人、安次富(あしとみ)浩さん(66)が言った

 その眺めの素晴らしさをどう表現すればいいのか。美しい海を見慣れている沖縄の人も「ここはいいねぇ」と嘆息する。翡翠(ひすい)やトルコ石が溶けたかのようなサンゴ礁の海が、濃紺の大海原へと続く

「辺野古ではいくら子だくさんでも食い潰(つぶ)れしない」と言われてきたそうだ。食べ物に困っても海に行けば、貝や魚がいくらでも捕れる。戦中戦後の食糧難の時も海が助けてくれた

 その豊かな海の象徴が、沖縄でジャンやザンと呼ばれるジュゴンだ。地元の民俗を研究する前田一舟(いっしゅう)さん(38)によれば、「ジャンが人間に子孫を残す道を教えてくれた」「人間とジャンの間にできた子こそ、われわれの先祖」といった神話が沖縄には数多く伝わる

 ジュゴンは海の恐ろしさも象徴する。「ジャンを捕ると津波が襲う」「ジャンが見えると、津波が来る」という言い伝えも各地に残る。ザンという言葉自体が津波を意味するとの説もあるそうだ

 そんな海の神も沖縄には今や十数頭しかいないという。普天間飛行場が辺野古に移設されれば、その貴重な生息地が失われる。安倍首相はこの「美しい国の宝」をどう考えているのだろう。




























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