皇太子さまは12日、東京都墨田区の江戸東京博物館を訪れ、特別展「尾張徳川家の至宝」を鑑賞した。
尾張徳川家は徳川御三家の筆頭で、同展は徳川美術館(名古屋市)所蔵の太刀や絵画など約230点を展示している。
皇太子さまは国宝「初音蒔絵(まきえ)鏡台」を熱心に鑑賞。和歌の文字が絵柄に埋め込まれており、「全部探すのは難しいですね」と感心した様子だった。
24日まで、東京都墨田区横網の江戸東京博物館。徳川御三家の一つで、名古屋城を居城とした尾張徳川家に伝わる珠玉の道具類や美術作品を紹介する。三代将軍家光の娘千代姫が尾張徳川家の二代光友に嫁ぐ際に持参した「初音(はつね)の調度」の鏡台や、釉薬(ゆうやく)の大胆な掛け分けが印象的な重要文化財「織部筒茶碗(わん) 銘 冬枯(ふゆがれ)」(岡谷家寄贈、桃山時代、徳川美術館蔵)など。12、18日休館。
28日までの木〜土曜、東京都新宿区西新宿のギャラリー「ハギワラプロジェクツ」(電話03・6300・5881)。同ギャラリーの開廊記念展。早川さんは1984年生まれの彫刻家。強化プラスチックなどを素材に、独特の浮遊感とユーモアをたたえた彫刻作品を展示する。