NHK大河ドラマ「平清盛」をテーマにした「ドラマ館」が21日、ゆかりの神戸市中央区にオープンした。清盛役の松山ケンイチさんと妻時子を演じる深田恭子さんも訪れ、PRした。市などが開設し、福原京の再現ジオラマや清盛に扮(ふん)した松山さんの等身大フィギュアなどを展示。史跡を紹介する「歴史館」も同日、同市兵庫区に開館した。
井戸敏三・兵庫県知事の「画面が汚い」発言など波乱の幕開けとなったが、松山さんは「清盛はポジティブな性格。僕らも前向きなので今後に期待して」。
平清盛にちなむメニューを提供する呉市の飲食店を紹介する清盛グルメマップを、大和のふるさと呉グルメキャンペーン実行委員会が作った。
B2判両面に御膳や弁当、丼、うどんなどを提供する33店、地酒や和菓子6品を掲載。ゆかりの音戸瀬戸や扇で沈む太陽を招き戻した清盛伝説を踏まえ、音戸ちりめんなど地元食材を使った料理、夕日に見立てた生卵入りカレーや扇形のお好み焼きなど工夫を凝らした一品が並ぶ。
料理の写真や営業時間、電話番号も載せ、店の場所を地図で示した。7万部を同市音戸町にオープンした「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」や大和ミュージアムなどで配布している。
ドラマ館の観光客に市中心部まで足を延ばしてもらおうと、実行委が飲食店からメニューを募った。