政府は19日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船3隻が日本の領海に侵入したことが確認されたことから、総理大臣官邸の「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替え、態勢を強化して情報収集と警戒に当たっています。
政府は、沖縄県の尖閣諸島の周辺で、中国当局の船や飛行機が領海や領空に侵入したり、接近したりする事案が相次いでいることから、総理大臣官邸の危機管理センターに「情報連絡室」を設置して警戒に当たっています。
政府は、中国の海洋監視船3隻が、尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入したことが確認されたことから、19日午前9時に、「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替え、態勢を強化して情報収集と警戒に当たっています。
中国国家海洋局の海洋監視船「海監」3隻が21日午前7時ごろ、沖縄県の尖閣諸島周辺の領海に侵入した。岸田文雄外相は同日、記者団に「状況を確認しながら対応している」と懸念を表明。外務省は東京で中国大使館に、北京でも中国外務省に電話で厳重に抗議し、即時退去を求めた。これに対し中国側は尖閣諸島の領有権を主張したという。
尖閣諸島をめぐっては18日の日米外相会談で、米側が「日本の施政権を損なおうとするいかなる一方的な行為にも反対する」と従来より踏み込んだ表現で牽制(けんせい)していた。