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いじめは法で規制を‐意識の変革!? マイケル・サンデル白熱教室「15歳の君たちと学校のことを考える」

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マイケル・サンデル白熱教室「15歳の君たちと学校のことを考える」

 番組内で法律でイジメを規制することがいいかというマイケルの質問だだされた。支持するが25人、支持しないが10人だった。ゲストでは中川翔子と内藤大助が支持するでほかのゲストは支持しないだった。この結果は意外だった。というのは、日本の伝統的思想は「法よりも人間性」だからだ。 

?日本は自然生成説に基づいた社会であり、社会を自然と動物との関係と同じと捉える。そのため社会を人工的組織として捉えることをしない。
?日本人の自由とは自由自在の自由であり、その内容は、言動の無拘束・発想の無拘束である。
?契約には4種類あるが、その内、日本にあるのは、対等契約・履行契約・保護契約であり、上下契約はない。
?上記のことから、日本には上下契約に基づく法の拘束がなく(?)、法は人間性を束縛するものでしかなく、すべてを話し合い(対等契約)で行わなければならないとし(?)、問題の社会における解決も自然と動物の関係と同じように行うべきであり、そこに人工的(人為的)なものを持ち込むべきではない。

 その結果、法より人間性となるのだが、それを支持する15歳が少なかったのには驚いた。意識の変革が起きているのだろうか? 支持しない人たちの主張はわかりやすかった。要約すれば「教師などの当事者は聖人君主であれ」であり、ほかは伝統的思想の範疇の意見だった。一方、支持する人たちは、実際に現状ではどうしようもないことには法律で対応するしかないのではないかという意見である。後天的経験に基づくものであり、それに比べて前者は先験的意見に終始しているようだった。

 現実には、警察も、暴力団を法で処理するより説得する人間が偉いという発想があり、それを実行したホテルの経営者が警察のトップから敬意を示されたりしている。


放送:2013年1月18日(金)
BS1 午後11時〜午前0時50分
(途中、ニュースで10分間の中断あり)
再放送:1月28日(月)午前0時〜午前1時50分

 東京近郊の中学に通う、35人の中学3年生をスタジオに招き、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授と白熱の議論を繰り広げます。
テーマは、いじめ、そして理想の学校とは…。

「君の教室ではいじめが行われている。いじめに加わらなければ今度は君がいじめのターゲットになる。君ならどうする?」「いじめにあったことを親や教師に相談できるか」「いじめへの厳罰をどう考えるのか」「もし君が校長先生になったらどんな学校にしたいか」など中学生に向けて簡単には答えの出ない難問を繰り出していきます。

 スタジオには他に、過去いじめ経験を持つタレント、教師経験者なども招き、多角的な議論を行っていきます。

【ゲスト】
 冨士眞奈美 中川翔子 内藤大助 江川達也 藤原和博(元中学校校長) 中原徹(高校現役校長)

NHK ハーバード白熱教室


























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