気象庁によりますと、東京の都心では午前10時20分ごろに雨がみぞれに変わり、初雪を観測しました。
東京の都心の初雪は平年より11日遅く、去年より6日早くなりました。また、横浜市では午前9時ごろにみぞれが降り、平年より7日遅く、去年より6日早い初雪を観測しました。
東京都心は14日、大雪に見舞われたが、気象庁はこの日未明まで「都心で積雪の恐れは小さい」と予想していた。同庁は「気温が予想より大幅に低くなったため」と釈明している。
気象庁は、東京を対象に午前5時46分に発表した気象情報で「多摩を中心に雪となるが、東京23区で積雪になる可能性は小さい」とし、14日日中の予想最高気温を6度としていた。しかし、東京都心(大手町)の気温は、午前1時現在は8.6度だったがその後、下がり続け、正午現在で0.8度。都心では午前10時20分ごろに初雪を観測後も雪が降り続け、気象庁は同10時41分になって東京23区に大雪注意報を発表した。
今回の大雪は、冬場から春先にかけて本州南岸を低気圧が通り、降水とともに北からの寒気を呼び込んで関東に大雪をもたらす「南岸低気圧」が原因。ただ、低気圧のコースが北寄りになると気温が上がって雨になり、南寄りだと降水そのものがなく雪が降らないなど、予想が難しいという。