急速に発達している低気圧の影響で、太平洋側を中心に風が強まり、東日本などの広い範囲で雪が降っています。
14日夜にかけて東日本と東北の太平洋側では積雪が増える見込みで、気象庁は、強風や雪による交通への影響、転倒などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、本州の南の海上を低気圧が急速に発達しながら東へ進んでいるため、西日本と東日本の太平洋側を中心に風が強まり、近畿や関東甲信、東北など、広い範囲で雪が降っています。
午後1時の積雪は、山梨県の富士河口湖町で31センチ、長野市で17センチ、横浜市で12センチ、福島市と埼玉県秩父市で10センチ、仙台市で9センチ、東京の都心で4センチ、千葉市で3センチなどとなっています。横浜市の積雪が10センチを超えたのは7年前の平成18年1月以来です。
低気圧は、このあとさらに発達しながら関東の南岸を通過するため、これから15日の未明にかけて東日本と東北の太平洋側を中心に非常に強い風が吹く見込みです。最大風速は20メートルから30メートル、最大瞬間風速は30メートルから45メートルに達すると予想され、海は大しけになる見込みです。
14日夜にかけて東日本の内陸や東北の太平洋側を中心に湿った雪が降り、平地でも積雪が増える見込みです。
15日の昼までに降る雪の量は、いずれも多いところで長野県で60センチ、東北南部と群馬県、栃木県、それに神奈川県西部で30センチ、山梨県と埼玉県秩父地方で20センチ、東海と東京の多摩地方で10センチなどと予想されています。
気象庁は、強風、高波、雪や凍結による交通への影響、転倒などに十分注意するよう呼びかけています。