29日夕方、那覇市の路上で、24歳のアメリカ海兵隊の男が交通事故を起こし、基準を超えるアルコールが検出されたことから、那覇署は酒気帯び運転の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは、米海兵隊牧港補給地区(沖縄県浦添市)所属の上等兵エリック・ロペス容疑者(24)です。同署によると、黙秘しているという。
警察の調べによりますと、ロペス上等兵は29日午後5時半ごろ、那覇市久茂地のロペス容疑者の運転する車が一方通行の市道を逆走し、日本人男性が運転するオートバイと正面衝突した。事故の目撃者の110番で同署員が駆け付け、ロペス容疑者から酒の臭いがしたため呼気検査をしたところ、基準値の4倍に当たる呼気1リットル当たり約0.6ミリグラムを超えるアルコールが検出された。この事故で、オートバイを運転していた54歳の男性は転倒し、病院に搬送された。外傷はないが両足の痛みを訴えているといい、同署は自動車運転過失傷害容疑も視野に調べています。
アメリカ軍は、国内のすべての兵士に対し、夜11時から翌朝5時までの外出禁止を指示するとともに、沖縄では基地の外での飲酒を一切、禁止するなどの追加の措置が出されています。
調べに対し、ロペス上等兵は黙秘しているということで、警察は、酒を飲んで運転した経緯などを詳しく調べることにしています。
一方、那覇市では、28日も、アメリカ海兵隊の伍長が、市内のビルにある部屋のベランダに侵入したとして、住居侵入の疑いで逮捕されましたが、男の供述から夜間の外出禁止の時間帯に基地の外で酒を飲んでいたことが分かっています。
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アメリカの基準値の2倍、日本の基準値の4倍、ここ最近、アメリカでの基準値内での酒気帯びに沖縄の社会は大騒ぎしていたので、久しぶりの米兵の酒気帯び運転だという印象である。アルコールに限らず、標識もアメリカとは異なる。また沖縄では一方通行区間は少なく、その大半は那覇市にある。県内で那覇市嫌いの人は、これをあげる人も少なくない。一方通行を正確に読み取れなかったのかも知れない。郷に入らば郷に従えなのだが、それを米軍が兵士に完璧に実施させきれなくても、その組織が怠惰だというわけではないだろう。
住居侵入の疑いで逮捕された米兵は外出禁止という命令を破ったのだから、その件に関しては米軍のルールに従って処罰されるだろう。こちらが何も言うことはない。