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高橋大輔 フィギュア界再編「所信表明」 3枠をかけたハイレベルな争い”モチベーションになりますね”

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 今回は男子だ! フィギュアスケートの全日本選手権は今日21日、北海道札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕する。来年3月の世界選手権(カナダ)出場の3枚の切符を巡り、史上最大の激戦となるのが男子。現在の世界ランク上位10人中5人が日本人で、20日の前日練習では各選手が次々に4回転ジャンプを成功させた。GPファイナルからの連勝を狙う高橋大輔(26=関大大学院)は、「モチベーションになる」と女子以上の注目度を期待した。

 いよいよ自分たちの時代が来た−。ハイレベルな争いに3枠がかかる男子への注目度を問われると、高橋は「モチベーションになりますね。いまでも女性のスポーツとみられている方もいますので…」。少し高揚して答える姿があった。

 01年の初出場から、今回が11度目の全日本。荒川静香、浅田真央、安藤美姫…。常に世間の関心をさらってきたのは女子選手だった。その陰に隠れていたわけではないが、「『男子も取り上げてもらえたらいいな』というころを知っている」と振り返る。「あまり引っ張ってきた気持ちはないです」と謙虚だが、エースとして先頭を走ってきた自負がのぞいた。

 この日の前日練習。羽生、小塚らが4回転ジャンプを決めるなかでも「見てはいますが、周りの動向は気にならないですね」とさらりと言った。テーマは「自分にフォーカスすること」で、自然体を貫く。リンク外では珍しく蛍光色のジャージーを着たことに、「ちょっと目立とうとしたのかも」と冗談めいたが、その姿からはかえって落ち着きが際立っていた。

 今月上旬のGPファイナルでは7回目の出場で、日本男子初の優勝。この2週間は4回転を集中して取り組み、さらに磨きをかけた。「世界選手権の枠が一番厳しい。ミスした分で、どこまで(順位が)落ちるか分からない」。しっかりと自らの手綱を引く最年長の26歳。最大の注目を集めるだろう男子の戦い、その中心は外さない。

 台風の目になりそうなのが、ファイナルには出場できなかった織田信成(関大大学院)だ。08年大会覇者でもある織田は昨年、左膝を痛めて前回大会を欠場した。だが、雪辱戦直前の練習ではジャンプが好調で、「練習でしてきたことを出し切り、表彰台に上って世界選手権の切符を取りたい」と意気込む。

 ケガが癒えた今季はGPシリーズにも復帰したが、スケートカナダ3位、ロシア杯5位でファイナルには届かず。近年、高橋大輔(関大大学院)や小塚崇彦(トヨタ自動車)とともに日本男子3強の一角を占めてきたが、ファイナル2位の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)=宮城・東北高=や同6位の町田樹(たつき)=関大=の躍進を許す結果となった。

 しかし、織田は以前と同じように笑みを絶やさず、「切磋琢磨(せっさたくま)してどんどんうまくなると実感している。日本の男子選手にとってはすごくいいこと」と話す。ロシア杯5位の悔いから練習を積み重ねてきたといい、手応えがあっての発言だろう。

 代表選考にはGPファイナルの結果なども考慮されるが、今大会の成績が重視される。

◆世界選手権代表選考 日本の出場枠は男女とも3。(1)GPファイナル(進出者3人未満の女子はGPシリーズのランキング)の日本勢上位3人(2)全日本選手権上位3人(3)全日本終了時点の世界ランキングの日本勢上位3人−のいずれかを満たす選手から日本スケート連盟が総合的に判断して決め23日に発表。現時点で男子は高橋、羽生、小塚、女子は浅田、鈴木、村上が基準を満たしている。




























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