浅田真央選手が全日本フィギュアの公開練習でトリプルアクセルを成功させた。今シーズンの浅田選手はGPシリーズで3戦3勝していた。
浅田選手の道のりは平坦ではなく、去年、母親が亡くなると、直後の全日本フィギュアでは優勝したものの4月の世界フィギュアでは6位と惨敗した。世界線が終わった後は目標を見失っていたが、スポーツライターの野口美恵によると、佐藤信夫コーチはスケートをやりたくなるまで休むよう言われた。浅田選手は長期休暇を経て再びリングへ戻り、NHK杯など今シーズンは勝利を重ねた。
スタジオで浅田選手の好調のワケについて、世界フィギュア日本人初の銅メダリスト・佐野稔をゲストに解説。2011年から2012年のシーズンは順位にむらがあり、佐野稔は去年はいろんなことがありすぎたと話した。
昨シーズンと今シーズンの違いを解説。昨シーズンより脚力が上がっていて、今年はジャンプの飛べるスケートが出来る筋肉になっていた。また、去年の全日本フィギュアを比較し、ストレートラインステップの違いを指摘、GOE(出来栄え)が稼げていると話した。
トリプルアクセルを飛ぶ可能性について解説。佐野稔は、調子によっては可能性があるとしていて、昨日の練習では非常にいい出来でショートではやらないまでも余裕を持って勝てる状況ならやってもいいと感想を述べた。また、コーチとの信頼関係が出来上がってきていると話した。