コネティカット州ニュータウン（ＣＮＮ） 米コネティカット州ニュータウンのサンデーフック小学校で１４日、男が銃を乱射し、子ども２０人を含む２６人が死亡、１人が負傷した。
コネティカット州警察のポール・バンス警部補によると、事件はサンデーフック小学校の一角で発生し、被害は２つの教室に及んだ。事件発生時に現場にいた児童の親によると、死亡者の中には同校の校長と心理学者が含まれているという。
容疑者の男はすでに死亡しており、自殺を図ったと見られる。男の身元はまだ明らかになっていない。男は黒い服装でミリタリーベストを着用していた。また現場からは３丁の銃が回収された。現在、検視官が容疑者の死因を調査中だが、バンス警部補によると、警察は一切発砲しなかったという。
また捜査状況に詳しい警察の情報筋は、容疑者の母親ナンシー・ランザさんがニュートン市内の容疑者の自宅で死亡しているのが発見されたとしている。ナンシーさんはサンデーフック小学校の教師だった。
一方、別の警察筋によると、ニュージャージー州ホーボーケンの当局は、容疑者と見られる男の兄に事情聴取を行っているという。
死者数２６人は、学校で発生した銃乱射事件としては、２００７年にバージニア工科大で３２人が死亡した事件に次いで米国史上２番目の惨事。
オバマ米大統領は１４日、東部コネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件に関する声明を発表し、犠牲者の多くが子供だったことに「胸が張り裂けそうだ」と涙をこらえながら絞り出し、再発防止に「政治を度外視して、意義ある行動を取らねばならない」と訴えた。
オバマ大統領はホワイトハウスの記者室で声明を発表。「犠牲者の多くが、５歳から１０歳の、かわいい子供たちだ」と述べると言葉を詰まらせ、何度も指で涙をぬぐった。
銃規制問題に関する発言には慎重なオバマ大統領だが、声明では「（国家として）あまりにも多すぎる悲劇に耐えてきた」と指摘。政治対立を排し、国民が一体となって再発防止策を議論するよう求めた。
大統領は被害者に弔意を示すため、１８日の日没まで政府機関や在外公館、軍施設で半旗を掲揚するよう指示した。
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心理的統制の日本と違いアメリカは物理的統制の国である。そのため私法がある。この法の特徴は個人の権利を侵すものは、侵された者が侵した者を罰するのが正義だとするものである。しかし、罰するにしても、か弱い女性が屈強な男性を罰することは難しい。その肉体的差を埋める最良の方法が銃である。銃でなら、子どもであっても屈強な成人男性を罰することができる。これがアメリカ人の正義である。銃を規制した場合、その正義をどのように行うかが問題だろう。
日本は心理的統制へ偏り過ぎているので、物理的統制の手法を導入すべきだろう。心理的統制の美点として、東日本大震災のとき世界が評価した行儀の良さがあげられると思うが、行儀の良さの弊害は集団自決だろう。一億玉砕を主張されて、誰もが反対し辛いのが心理的統制の特徴であり、これが、日本における”銃規制”になると思う。この”日本の銃”によって毎年３万人の死者（自殺者）がでている。その凶暴さはアメリカ人の銃の比ではない。