韓国の柳佑益(リュウイク)統一相(62)が13日、ソウルで本紙の単独インタビューに応じ、北朝鮮との閣僚級南北対話に意欲を示すとともに、北朝鮮への大規模な食糧支援を行う用意があることを明らかにした。
柳統一相は、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記死去後、後継者、金正恩(キムジョンウン)氏(29)への権力継承作業について、「初期の状況はうまく克服したようだ」と述べ、今後の体制安定を見極めながら、対話のタイミングを計る姿勢を示した。その上で、「(南北間の)緊張緩和のための対話」の重要性を強調。また、「韓国からは南北関係を総括する統一相が、(北朝鮮の)指導部が決めた人物と会うことができる」と述べ、閣僚級の対話実現を目指す姿勢を示した。
(2012年1月14日 読売新聞「韓国統一相、閣僚級南北対話に意欲…食糧支援も」より)