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ガザ地区 停戦模索も激しい戦闘続く ネタニヤフ首相”停戦はガザ側からのロケット弾停止が条件”

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 パレスチナ暫定自治区のガザ地区で続くイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘では、停戦を模索する動きが出ていますが、イスラエル軍による激しい空爆は続いており、ガザ地区でこれまでに死亡した人は67人に上り、市民への被害が拡大しています。

 イスラエル軍がロケット弾の攻撃を阻止するとしてガザ地区で続ける軍事作戦は18日で5日目となり、イスラエル軍は激しい空爆や艦船による砲撃を続けています。ガザ市内では、空爆によって3階建ての住宅が完全に倒壊し、中にいた子どもを含む9人が死亡するなど、ガザ地区でのこれまでの死者は67人に上り、市民への被害が拡大しています。

 これに対し、ハマスもロケット弾の攻撃を続け、イスラエル側でも3人が死亡しています。

 AP通信によると、同軍は18日午前、ガザ市で、当地を実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマス寄りのテレビ局2局(アル・アクサ局とアル・クッズ局)の事務所を空爆、同事務所が入っている高層ビルの上層階から黒煙が上がった。少なくとも6人のジャーナリストが負傷したという。うち1人は片足を失った。同ビルには、ドイツやイタリア系のテレビ局も入っている。

 空爆は、ハマスを含むガザの武装勢力のロケット弾発射基地がある北部ベイトラヒヤやベイトハヌーンにも行われ、10数人が死傷した。

 14日以降のパレスチナ側の死者数は53人に達し、負傷者は400人を大幅に超えている。


 戦闘が続く一方、ハマスは、前日からエジプトやカタールの首脳と停戦を模索する動きを見せており、イスラエルも交渉のための特使をエジプトに派遣したと、地元メディアが伝えました。

 仲介努力をし、成否のカギを握るエジプトのモルシ大統領は17日、カイロで記者会見し、「停戦実現の為のいくつかの兆候が見られる」と指摘したものの、確証は得られていない模様だ。これについて、イスラエル首相府の報道官は「コメントできない」としていますが、ヤアロン首相代理が「イスラエルへの攻撃が止むなら停戦も受け入れられる」と述べるなど、イスラエル側も停戦について言及を始めています。ハマスの最高指導者メシャル氏は協議の為カイロに滞在中。

 エジプトからはカンディール首相が16日ガザを訪問、17日には、チュニジアのアブドル・サラーム外相がガザ入りした。

  イスラエル紙ハーレツによると、ネタニヤフ・イスラエル首相はこの週末、諸外国の指導者らに対し、出来るだけ早期の包括的停戦を準備していると表明、「ガザからのイスラエル向けロケット弾の停止が条件だ」と強調した。諸外国からの圧力に対し、明確な条件を提示したものの、ロケット弾の攻撃が続く以上ガザ地区での軍事作戦を拡大させる構えで、地上作戦の準備も進めていることから停戦が実現するかどうかは不透明な情勢。

 アラブ連盟(21カ国1機構加盟:本部カイロ)は17日、外相会合を開催、フランスのファビウス外相は、イスラエルとガザを相次いで訪問、18日にも双方の首脳らと会談する。オバマ米大統領は14日、イスラエル首相とエジプト大統領と各々電話会談している。


 イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」との停戦を仲介する動きが続いている。仏外相が18日にイスラエルと自治区を訪問するほか、ハマス指導者がエジプトを訪れ、停戦に向けた協議を始めたもよう。イスラエルとハマスの双方とも戦闘行為を続ける中、調整の行方は予断を許さない。

 フランスのファビウス外相は18日、イスラエル最大の商都でハマスがロケット攻撃の対象としているテルアビブを訪問する。外相はネタニヤフ首相やバラク国防相らと会談する計画だ。

 外相はパレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区も訪れ、自治政府のアッバス議長との会談も予定している。ファビウス外相はイスラエルとパレスチナ双方の首脳と会談し、直接停戦を促すものとみられる。

 オバマ米大統領は18日、タイのインラック首相との会談後の会見で、「イスラエルが自国を防衛する権利を完全に支持する」とした上で、「紛争がエスカレートすることなしにミサイル攻撃を防ぐことが望ましい」と述べ、事態の沈静化を呼びかけた。

 18日午後(日本時間同夜)時点でイスラエルとハマス双方とも戦闘行為を続けている。ネタニヤフ首相は同日、「イスラエル軍は大規模に作戦を拡大する準備ができている」とガザへの地上部隊派遣を示唆。ハマス側も徹底抗戦を主張するが、水面下では停戦に向けた動きが出始めている。

 ヨルダンやカタールなどに本拠を置くハマス最高指導者のメシャル氏は秘密裏にエジプトのカイロを訪問。モルシ大統領や同地を訪れているトルコのエルドアン首相などと停戦について協議したものとみられる。

 モルシ大統領は17日に「停戦が実現する兆候がある」と語った。エルアラビ・アラブ連盟事務局長は20日、アラブ各国外相を伴いガザ入りする見通しだ。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長も近くガザを訪問し、停戦を促すもようだ。イスラエル政府高官も18日、カイロ入りしたとの情報もある。

 ガザでは日本人6人を含む、20人以上の外国人記者が足止めされている。イスラエルのメディアは「記者を人質にしている」とのイスラエル政府高官による批判の声を伝えている。



























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