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沖縄知事“森本防衛大臣の搭乗で懸念払拭できない”ー背景にイジメの思考法または人体実験

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 沖縄県の仲井真知事は、森本防衛大臣がアメリカ軍の新型輸送機オスプレイにみずから搭乗しようとしていることについて、安全性に対する懸念の払拭にはつながらないと批判しました。

仲井真知事
 森本大臣はテストパイロットでもないのに、搭乗することに何か意味があるのか。オスプレイへの搭乗が、沖縄で論点になっている安全性という点で意味があるか私には分からない。


 アメリカの牛肉が「安全です」と証明するために牛肉を食する必要はないし、原発事故後の東北などの野菜が「安全です」と証明するために食する必要はない。同じように、ある航空機が「安全です」と証明するために、その航空機に搭乗する必要はない。こうした行為は人体実験である。森本防衛大臣は自ら人体実験の材料になろうとしているわけだが、彼の考え方が問題だというより、彼のような考え方を発生させる周辺環境が問題だとしなければならないだろう。

 昔「便器舐め」というイジメがあったらしい。便器がキレイか汚いかを人体実験によって確かめるイジメである。この場合、まず、イジメを行う者は、イジメを行われる者に対して「便器はきれいか」と聞く。「ハイ、きれいです」と応えると「じゃぁ、舐めてみろ」となる。こうした思考法は相手への人格の無視があってはじめて成り立つものである。森本防衛大臣の置かれている環境も、ある意味イジメがあるとすることもできる。「本当に安全か」「安全です」「じゃぁ、自分で搭乗してみろ」である。この種のイジメは一体全体誰が行っているのだろうか。



 沖縄県の仲井真知事は、アメリカ軍の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」の普天間基地への配備について、「安全性の確認がない以上、地域住民の理解と協力は得られない」と述べ、あらためて配備に反対する姿勢を示した。

 仲井真知事は「安保条約上、やむを得ない」とする政府に対して「落ちるもの、危険なものまで、そうなっていないはずだ」と述べ、オスプレイの配備を進めるには、日本政府が安全性を確認して保障すべきだと強調した。

 また、5日に沖縄で開かれるオスプレイ配備反対の住民集会については「県民が自発的な声を発するのは重要だ」としたうえで「その中に自分がいる必要があるかどうか考えている」と述べ、参加するか明言しなかった。

 仲井真知事は2日、枝野経産相と会談し、沖縄独自で再生可能エネルギーによる発電を進めるため、財源の一部を国から地方に移すよう要請したほか、沖縄担当でもある川端総務相には、沖縄振興予算の確保などについて要望したという。


 沖縄県の仲井真知事は、森本防衛大臣がアメリカ軍の新型輸送機オスプレイにみずから搭乗しようとしていることについて、安全性に対する懸念の払拭(ふっしょく)にはつながらないと批判しました。

 森本防衛大臣は3日からアメリカを訪れ、「オスプレイ」の安全性に対する懸念を払拭したいとして、墜落事故原因の調査結果などを速やかにまとめるよう求めるほか、みずからオスプレイに搭乗することになっています。

 これについて、沖縄県の仲井真知事は「森本大臣はテストパイロットでもないのに、搭乗することに何か意味があるのか」と述べました。

 そのうえで、仲井真知事は「オスプレイへの搭乗が、沖縄で論点になっている安全性という点で意味があるか私には分からない」と述べ、オスプレイの安全性に対する懸念の払拭にはつながらないと批判しました。

 また、仲井真知事は5日、沖縄県宜野湾市で開かれるオスプレイの配備に反対するための県民大会への出席について、「市民が自由に物を言える県民大会は、非常に意味があるが、出席はまだ決めていない。きょう中に決めたい」と述べました。


























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