映画『崖の上のポニョ』の主題歌でブレイクした人気子役の大橋のぞみ(12)が、3月いっぱいで芸能活動を“卒業”することを所属事務所が公式ホームページで発表した。“大橋のぞみの今後について”と題されたHPでは「2012年3月31日をもちまして、芸能活動を終了させて頂く事になりました」と報告。理由については「かねてより、学業と芸能活動の両立を考えながら活動させて頂いておりましたが、中学校入学を機に、学業に専念する事をご家族、大橋のぞみ本人と話し合い決めさせて頂きました」と説明している。
また、同HPでは、大橋が出演予定の映画『大好きなクツをはいたら』が、制作サイドの都合により中止となったことも明かされているが、所属事務所は「今回の活動終了とはまったく関係ない」としている。
4月から“普通の中学生”となる大橋は、以前から将来の夢に「保母さん」を挙げていた。
(2012年03月06日 RANKING NEWS「大橋のぞみ、芸能活動“卒業” 中学入学を機に学業に専念」より)
外国なく日本にある者のひとつに子役人気がある。そうした現象が起こるのは、日本人のなかに、子どもに対して特別な愛着を抱く人々がいるからだろう。そうした心情の心変りも早いようだ。昨日流行った子役も今日には消えるといった感じだ。大橋のぞみの引退は人気の陰りが原因ではないらしい。しかし、子供へ特別な愛着を抱いた人々の心変わりによって表舞台から消える子役が多いのではないだろうか。
日本では子供に対して性犯罪の観点から物言い人は多い。ただ、その大半は印象論に終始し、確かなデータを元にしたものは皆無に近い。一方、子どもに対して労働基準法の観点から物言い人は少数派である。子どもへの特別な愛着があるのだから、労働基準法の観点から物言えば、その愛着心を充足できないからなのだろうか。