地上300mでミッション 東京タワーに新たな名物
東日本大震災の衝撃で先端部分が曲がってしまった東京タワーで現在、改修工事が行われている。夜11時、東京タワーでは点滅する資材が浮き上がっていく姿が見られた。
改修工事が行われている東京タワーでは、タワーの先端部分を13分割にしだるま落とし方式で曲がった先端部分を撤去している。地上300mでの深夜の作業は過酷なものだが、新たな絶景スポットとして見物客を魅了している。
スカイツリーの完成で脇役にまわった東京タワーだが、このところ深夜に異変が起きている。ライトアップされたタワーの脇の空に何やらが浮かんでいるのだ。東日本大震災で東京タワーの先端の放送アンテナが曲がってしまい、その改修工事がこのほど始まったが、クレーンで資材をつり上げているのが空中浮遊物の正体だった。
見上げる人たちも「わー、曲がってるぅ」「記録として曲がったままでもいいのでは」などと勝手なことをいっているが、改修では曲がった部分を取り除き、新しいものと入れ替える。高さは20メートル低い313メートルになるのだそうだ。
その工法が「だるま落とし」と呼ばれ、先端部分を13に分割して、下の部分から順に撤去する。2009年に解体された大阪タワーでも使われた。この寒空に地上300メートルはしたより3度低い。しかも深夜の作業だ。特別のストーブを置いて手を温めながらなのだそうだ。真っ暗な空の中を赤い警光灯を点滅させながら資材がゆっくりと引き上げられていく。タワーを訪れた人たちも思わぬスペクタクルに大喜び。近くのホテルやタワーの展望台からも見える。
小倉智昭
(高いところが嫌いなので)あそこまで上がるのって大変なんだよ。(スカイツリーにも)絶対行かない・
田中大貴
下から見る分には楽しいですけど。
小倉
大変な仕事だなぁ。危険手当どれくらい出てるんだろう。
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