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混濁の”昭和”を凝縮ー映画『女番長 野良猫ロック』 2012/04/03発売

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 疎外された若者たちのエネルギーの爆発を、描いた作品。脚本は「斬り込み(1970)」の永原秀一、「盛り場仁義」のテクニシャン長谷部安春が監督。撮影は同作品でコンビを組んだ上田宗男が担当。


【あらすじ】
 土曜日の新宿の街は爆発する若者のエネルギーでむんむんしていた。西口の工場現場には二つのグループの若い女達十数名が鋭く対立していた。番長・メイが乗り込むや、他方の番長・トシエの合図でナイフとパンチの凄惨な乱闘がくり広げられたがバギーを運転する勝也をボスにする黒シャツ隊がトシエ達に加勢してきた。それを見守っていた流れ者・アコは素早くオートバイにまたがるや、敵をけちらし、メイ達を助け出した。アジトに逃げ帰ったメイ達は、アコに畏敬の念をいだき始めた。一方、アジトにたむろするメイの恋人、道男は黒シャツ隊の元締めである青勇会にとり入り、幼なじみのボクサー・ケリーをだきこみ、ボクシングの八百長を引き受け、青勇会の会員にしてもらおうとしていた。そして、その夜の試合では負けを強いられていたケリーは得意のパンチを出せず、KO寸前であったが、アコやメイの強烈な声援に奮起し、八百長のことも忘れ、相手を逆にKOしてしまった。道男はケリーに裏切られそして、道男に八百長をひっくり返された青勇会は怒り狂った狼のように道男におとしまえをつけた。恋人を、殺されそうになったメイは、アコの協力を得て、青男会になぐり込み、やっとのことでひん死の道男を救い出した。だがそのかいもなく、怒りに燃えた青勇会の手で、道男は殺されてしまった。そしてその仇を討ったメイも、ショットガンの弾丸を浴びて死んでしまった。月曜日の朝、アコは爆音を残して新宿の街から姿を消していた。


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価格:1,832円(税込、送料別)



・女番長・野良猫ロック(昭和45年5月・日活)
■監督:長谷部安春
■製作:笹井英男&飯島亘
■企画:佐々木志郎
■脚本:永原秀一
■撮影:上田宗男
■音楽:鈴木邦彦
■出演:和田アキ子(アコ)、梶芽衣子(メイ)
■出演:范文雀(ユリコ)、久万里由香(マリ)
■出演:小磯マリ(トシエ)、十勝花子(ハナコ)
■出演:ケン・サンダース(ケリー藤山)、和田浩治(ミチオ)
■出演:藤竜也(カツヤ)、睦五郎(花田) 他
























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