米メディアは28日、米アップルが新製品の発表会を3月7日にサンフランシスコで開くと報じた。多機能端末「iPad(アイパッド)」の新機種の可能性が高い。米アマゾン・コムが昨年秋に発売した端末の販売が好調で、アップルの新型を含めて競争が激しくなりそうだ。
新機種は、演算処理の速度や画面の質が向上するとみられている。
サンフランシスコの発表会場は、アップルが昨年3月にアイパッド2を発表した場所。アイパッドは2010年の発売以来、累計で5500万台以上を販売した。
米アップルは28日、米カリフォルニア州サンフランシスコで3月7日に開く発表会の招待メールを報道機関に送付した。タブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の新機種を発表するとみられる。
招待状にはiPadのカレンダーで3月7日を示す画像に、「ぜひとも見て、触れていただきたものがあります」という一文が添えられていた。
発表されるのが「iPad3」なのかどうか、アップルにコメントを求めたが返答はなかった。もしiPadの新機種だとすれば、約1年前に発表されたiPad2に続く第3世代となる。どのような機能が搭載されるかは不明だが、うわさによれば、バッテリーが強化されてこれまでの機種よりも厚みが増し、スマートフォン(多機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)4S」と同じ高精細画面が搭載されるとの情報もある。
また、中央演算処理装置(CPU)の高速化や、音声アシスタント「Siri」の搭載、携帯電話の4Gネットワーク対応などもうわさされている。値段はiPad2より60ドルほど値上げされるとの情報もある。iPad2の米国での販売価格は無線LANのみに対応したモデルが499ドルから、3G対応モデルは629ドルから。新機種の発売に伴い、iPad2が値下げされる可能性もある。
iPadはタブレット端末市場で競合各社を大きく引き離し、2011年12月までの3カ月の販売台数は1540万台と過去最高を記録、アップルの業績を押し上げた。
同社の株価は発表を前に最高値を更新。時価総額は5000億ドル(約40兆円)に迫っている。
(2012/02/29 47NEWS「新iPad3月7日発表か 米アップル、競争激化へ」より)
(2012/02/29 CNN.co.jp「米アップルが3月7日に発表会、「iPad3」発表か」より)