テニスの男子国別対抗戦、デビス杯ワールドグループ(WG)1回戦、日本―クロアチアが10〜12日に兵庫県三木市のブルボンビーンズドームで行われる。
初日、3日目のシングルスに出場する世界ランク20位の錦織圭(フリー)にとっては、8強入りした全豪オープン後、初の試合。記者会見では「日本チームのレベルは上がっている。勝てるチャンスはある」と語った。
日本は現行の世界16強によるWGの出場は27年ぶりで、シングルス、ダブルスとも未勝利。2005年の優勝チーム、クロアチアは格上の相手となるが、主力の同24位のマリン・チリッチ、同33位のイワン・リュビチッチが故障などでメンバーから外れた。
出場選手のうちでランク最上位の錦織は、初日に同43位のイボ・カロビッチと戦う。2メートル08と身長が30センチも高く、強力なサーブが武器の32歳。経験豊富な相手だが、持ち前の粘り強さでラリーに持ち込んで、勝機をうかがいたい。
(2012年2月10日 読売新聞「錦織の相手は2m08…きょうからデ杯」より)