汚職や公費無駄遣いに反発するデモが続いているブラジルでは6月30日、サッカー・コンフェデレーションズカップ決勝が行われたリオデジャネイロのマラカナン競技場近くでもデモがあり、市民ら約5千人が参加した。
6月上旬から続く一連のデモの規模は、同月下旬にルセフ大統領が福祉や交通政策の改善を約束した後、縮小傾向にある。各労働組合などが7月上旬にゼネストを呼び掛けているが、大規模になるかどうかは不透明だ。
この日のデモは競技場周辺以外のリオ市内や全国各地で行われたが、いずれも小規模。6月15日のコンフェデレーションズカップ開会式で観客から激しいブーイングを浴びたルセフ大統領は、この日の閉会式には出席しなかった。
デモはコンフェデレーションズカップ開幕後に大規模化し、20日には全土で100万人以上が参加した。