毎回「話題性のある主題と高品質のエンターテインメント」をテーマにしたドラマをお届けしている「ドラマ10」シリーズ。6月25日(火)から新ドラマ『激流〜私を憶えていますか?〜』がスタートする。主演は田中麗奈、共演に国仲涼子、ともさかりえ、桐谷健太、山本耕史らが顔をそろえる。
中学3年のときの同級生、圭子(田中)、貴子(国仲)、美弥(ともさか)の元に不思議なメールが届く。「私を憶えていますか?冬葉」。京都への修学旅行で3人と同じ班だったが、旅行の途中でこつ然と姿を消し、今だに行方不明のままの冬葉からのメールである。
圭子はやはり同じ班だった鯖島(山本耕史)と東萩(桐谷健太)にも声をかけ、5人は20年ぶりにバーで顔を合わせる。その時から、5人の身の上に、次々と災難が降りかかるようになっていく――。
同ドラマは、柴田よしきの同名小説が原作。東京近郊の小さな街で育った彼ら、転げ落ちる石のように仕事でもプライベートでも断崖絶壁に立たされ、人生の「激流」に飲み込まれて翻弄されながらも、友情を糧にミステリーを解明し、難局を乗り越えていく!
【出 演】
田中麗奈 国仲涼子 桐谷健太 ともさかりえ 山本耕史 刈谷友衣子 武田真治 賀来千香子 田中美佐子
■ドラマ10『激流〜私を憶えていますか?〜』
2013年6月25日(火)22:00〜22:48(NHK総合テレビ)
国仲涼子さんの出演するNHK10時からのドラマ 激流 がいよいよ放送開始です!それぞれの人の運命が激流のごとく変わっていくドラマらしいのですが、出演する人が豪華なのはやっぱりNHKのドラマです。民放ばかりみていると見逃してしまう火曜日10時NHKのドラマ。八日目の蝉にしてもNHKのドラマは秀逸でしたし、この激流も名作の予感が!
原作は柴田よしき
時を超えたサスペンスと人々の人生を描くという事で人としての得るものと失うものを表現したという 激流。青春を忘れる年代と岐路に立つ男女のこれからの人生に問いかける「もう一度その手に」・・というタイトル。
原作者はこの激流の他にも聖母の深き淵や所轄刑事・麻生龍太郎など数々のサスペンス小説を世の中に送り出している。どの作品も濃い人間味を帯びている点がポイントとなり、映像化されることにも原作者の柴田よしき自体、楽しみにしているという激流。
小説の激流は上下巻発売されている。ただ、今回のドラマは原作に忠実らしいので、主に”あらすじを追う視聴”の方は、テレビ放送開始に合わせて原作は読まない方がいいと思います。
原作では、どちらかというとミステリーではなくサスペンス、サスペンスというよりは群像劇といった色合いが強い作品になっています。主要登場人物たちの視点で友情を糧にミステリーを解明していこうとすると最終話で度胆を抜かれることになるでしょう。正しい視聴の仕方などないわけですが、「全員の危機を仕組むことが可能な人物はあの人しかいない」というミステリー視点で見ていると”アレッ!”で終わってしまいます。このドラマの場合「誰が何をしたので犯人」といった論理的思考は捨てて、その急展開に溺れるべきだと思います。
原作も脚本も、NHKドラマらしく豪華です。ですので小説で素晴らしい作品は更に素晴らしい映像になっています。また、小説ではあまり表現できなかったものを見事に生き返らせています。こうした視点でもドラマを楽しんでいる方には放送開始に合わせて原作は読むことをおススメします。
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