ラツィオ移籍が秒読みのCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(25)が、CSKAのジーネル会長に早期決着を直訴した。27日付のローマ地元紙「イル・メッサージェーロ」によると、ラツィオ移籍を強く希望している本田は26日にジーネル会長と電話で会談。移籍金に関して難航しているクラブ間交渉の現状を確認した上で近日中の決着を要望した。同会長は「今週末(29日)までにははっきりさせる」と断言したという。
また、26日には本田側の代理人がCSKA側と話し合い、交渉が滞っている状況説明を求めたもようで、CSKA側は本田の意思を尊重する考えを示したという。
既に本田側とラツィオ側は、基本年俸200万ユーロ(約2億円)+出来高、それに肖像権を本田側に与えることで合意している。しかしCSKA側の要求とラツィオ側のオファーには約200万〜300万ユーロ(約2億〜3億円)の開きがあるとされている。27日にも再度クラブ間交渉が行われる予定で、まとまれば近日中にも正式発表となる。
ロシアプレミアリーグのCSKAモスクワに所属する日本代表MFの本田圭祐選手がイタリアの強豪クラブ、ラツィオへの移籍説が浮上した。韓国メディアも本田選手の移籍動向に高い関心を示し、「世界を1周した本田の移籍説、今度は?」などと相次いで報じた。
ラツィオは、先週末に所属のCSKAモスクワとロシアで移籍交渉を行った。結論は持ち越されたが、最終的にはラツィオ側が当初の提示額1200万ユーロ(12億円)から1400万ユーロ(約14億円)に増額し、CSKAモスクワの1600万ユーロ(約16億円)にあと1歩で迫る形となった。移籍金や年俸に関する折り合いがつけば移籍は実現するとみられている。
韓国メディアも続々と同話題を取り上げた。「今度は必ず!本田移籍説総まとめ」と題した記事は、これまで本田選手はレアル・マドリード、マンチェスターシティ、リバプール、ACミラン、パリ・サンジェルマンFCなど世界強豪クラブへの移籍が取りざたされていたと紹介しつつ、本田選手の移籍の可能性について分析を行った。
また、同クラブが本田選手にどれほど興味があるのか、本田選手が移籍後の適応の度合い、クラブの資本関係などについて分析し、現在最も興味を示しているのがラツィオだが、本田選手の高い移籍金が不利になっていると指摘。適応能力については「本田選手はどのチームに行っても適応する」と高い評価をしている。
同様に、関連報道の多くは「今度移籍が確定すれば、南アW杯以降うわさが絶えなかった本田のビッグリーグ進出が実現する」「本田がいよいよ新しいチームに?」などと南アフリカワールドカップ以降本田選手をめぐって名門クラブへの移籍説が後を絶たなかったことを併せて伝えている。(編集担当:金志秀)
(2012年1月28日 スポニチ「本田、ラツィオ移籍を会長に直訴 29日までに結論か」より)
(2012/01/26 サーチナ「韓国でも、本田圭佑の移籍動向に注目「今度は実現するか」」より)