宮崎あおいのアースミュージック&エコロジーのCMがフィンランドでも話題になっている。アースミュージック&エコロジーのCMと言えば、ちょっと奇妙な雰囲気を醸し出すコミカルな出来。
あの奇妙さはちょっと癖になる、とても印象に残る。それが、海外の人から高評価を得ている。
宮崎は、このCMでかなり流暢なフィンランド語を披露している。しかも同国出身の映画監督アキ・カウリスマキ風のくすんだような映像&いなたい雰囲気を醸し出した、クールかつユーモア溢れる演出が印象的である。
このCM動画を見た(おそらくフィンランド人と思われる)ユーザーにもかなり好評な様子だ。宮崎あおいの女優としてのスキルと製作陣の映画愛が見事に結実した、映像作品として意義のあるCMの好例と言えるだろう。
それでは、フィンランドの首都ヘルシンキの街中で撮影されたという別ヴァージョンもどうぞ。こちらも、こまっしゃくれた女の子との軽妙なやり取りがユニークだ。
あまりの出来の良さに、なんだかもっと長尺のショートフィルムを作って欲しくなってしまうほど秀逸なCMだが、今後も新たなバージョンが放送されるのだろうか? 期待して待とう。
このシリーズの宮崎あおいは、人生を達観したクールでありながら。ちょっと掴みどころのないキャラクター。それが、もともと持つ宮崎あおいの透明感と愛らしい外見と、絶妙なミスマッチを引き起こし、面白い仕上がりになっている。
宮崎あおいと言えば、離婚問題でも大々的に報じられ、清純実力派女優に大きなゴシップ感がつきまとったが、やはり、宮崎あおいと言う存在は希少で、ちょっとやそっとの女優では代わりがきかないと思う。まず、彼女は見た目の可愛らしさに加えその演技力も高い評価を得ている。様々な新人賞、女優賞を受賞した中で映画『ツレがうつになりまして。』では第35回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞したことは割と記憶に新しい。その演技力の幅が広い所も彼女の評価が高い点だろう。そう言った点がただ可愛い女優さんから一線を引き、可愛さを持った実力派女優という確固たる存在感を維持してる理由に挙げられると思う。