安倍晋三政権の経済政策である「アベノミクス」の役割を2日間にわたって論じる国際会議が30日、東京都内で始まった。安倍晋三首相は討議の後に開いたレセプションで挨拶し「日本は必ずや改革をなし遂げ、世界経済のエンジンとなることを約束する」と語った。
初日の討議にはノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ氏や、米コロンビア大教授のジェフリー・サックス氏、米エール大名誉教授の浜田宏一氏ら内外の著名経済学者が参加した。
最近の株式相場の下落を懸念する声も出ているが、甘利明経済財政・再生相は「成果が上がるまで徹底的にやり続ける」と発言。政府が6月にまとめる経済財政運営の基本方針である「骨太の方針」で財政健全化の道筋の大枠の方向性を示した上、「具体化を今夏に策定する中期財政計画で行う」と述べた。