AKB48の高橋みなみ、渡辺麻友、松井珠理奈が、18日放送のNHK「SWITCHインタビュー 達人達」(毎週土曜、よる10時〜)で、映画監督・大林宣彦氏との対談を行った。
異なる分野で活躍する“達人”が真剣対談を繰り広げる同番組。「AKB48×大林宣彦〜アイドルの本懐 映画作家の本懐」というサブタイトルがつけられた今放送では、75歳の大林監督が東京・秋葉原のAKB48劇場を訪ね、AKB48の中心メンバーである高橋、渡辺、松井の3名と対面。アイドルという「仕事」、表現という「仕事」について語り合う。
大林監督は、AKB48が今年2月にリリースした「So long!」のミュージックビデオを演出した。東日本大震災や戦争をテーマとし、長さは60分を超える、アイドルのビデオとしては異例の作品。この内容をたった3日間で撮影するため、NGは一切許されないという過酷な現場となったが、そこで彼女たちが見せた思いがけないプロ意識に監督は唸ったという。
アイドルのプロとして、彼女たちは何を思い、どこを目指しているのか。「アイドルにとって恋愛とは?」「生まれ変わったらもう一度AKBをやりますか?」「トップアイドルでも握手会?」など次々と飛び出す大林監督の問いに、高橋が涙を見せた理由とは。番組後半では、大林監督と松井がビデオのロケ地となった福島県伊達市の高校を訪問。同校の生徒を演じた松井が、自らビデオカメラを回し、役柄を追体験していく。
アイドルのビデオで震災を描くことにより、監督は何を伝えたかったのか。50年の歳の差を超え、表現者として意見を交わすトークドキュメントをお見逃しなく。