米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア(SSFF & ASIA)」などで上映された「ショートフィルム」を、次世代を担うビジュアル・コンテンツとして紹介するBS-TBSのテレビ番組「ショートストーリーズ」が、1月10日(火)よりスタート。明日24日(火)22:00〜22:54に、第3回がオンエアされる。
番組では「SSFF & ASIA」によってセレクションされたプログラムから、横浜の「ブリリア ショートショートシアター」で上映される「ショートフィルム」と、一般からの応募作品でそのクオリティを競い合い、デジタル時代のコンテンツクリエイターを発掘・育成するプロジェクト「TBS DigiCon6」の二つに注目。双方の切り口から国内外の優れたビジュアルコンテンツを紹介していく。
作品を解説するショートフィルム・プレゼンターには、俳優で「SSFF&ASIA」の代表でもある別所哲也、番組の総合司会は小林麻耶が務める。初回の放送では、小林が涙したという感動作『Bawke/パパ』をオンエア。番組の収録は、横浜・みなとみらいのショートフィルム専門映画館「ブリリア ショートショート シアター」で行われ、映像にゆかりのあるゲストと共に、注目度の高いショートフィルムを提供する。
1月24日(火)の放送では、ドイツで制作されたショートフィルム『The Runaway(ランナウェイ)』がオンエアされる予定だ。本作の監督ウーリケ・グローテは、1985年〜1989年まで演技の勉強を重ね、その後は数多くのテレビ番組、映画俳優として活躍。2000年には教師、2004年にはハンブルグ大学映画学科修士課程を卒業とユニークな経歴を持つ。それを経て製作された『The Runaway(ランナウェイ)』は、2005年(第78回)米国アカデミー賞短編実写部門のノミネート作品として選出されている。
○『The Runaway(ランナウェイ)』ストーリー
ウォルターは仕事の面接に行く途中、6歳の男の子、ユリに出くわす。ウォルターが自分のお父さんである、と言い張るユリに困り果て、この状況を説明しようと彼の母親を訪れる。そして、その母親とは、実はウォルターが過去に大恋愛をした女性であることが判明する。しかし、彼女の姿がどこにも見当たらない。
番組は、毎週火曜22:00〜22:54でオンエア。
(2012年1月23日 マイコミジャーナル「別所哲也がショートフィルムの魅力を解説、BS-TBSコラボの新番組が毎週火曜に」より)
この番組の楽しみは既存の映画館やテレビではほとんど見ることのできないショートショートフィルムを放映してくれることです。長くても25分であるにかかわらず。長編映画にも匹敵する内容があります。後半のデジタルコンテンツも映像の世界の多様さを堪能できます。新趣向の映像番組になっています。必見です。