ビッグダディの元妻・林下美奈子さん(30)が、自身の壮絶な過去を告白した書籍『ハダカの美奈子』(講談社)が今月1日に発売され、昨今の出版業界では珍しいほど爆発的な売れ行きを見せている。
同書は、15歳で妊娠した過去や、親からのDV、殺された元彼、ビッグダディとの性生活など、タイトル通り美奈子さんを丸裸にしたような内容だ。
4月26日に発売されたビッグダディこと林下清志さんの著書『ビッグダディの流儀』(主婦と生活社)との“告白本バトル”が注目されていたが、現段階では美奈子さんが圧倒的優勢。一部報道によると、売り上げ部数の見込みは『ビッグダディの流儀』が15万部なのに対し、『ハダカの美奈子』は30万部だとか。
『ハダカの美奈子』が発売されると、ネット書店「Amazon」のセールスランキングで、前日に発売されたEXILE ATSUSHIの著書や、大泉洋のエッセイなどを抜きトップに。同サイトで瞬く間に在庫切れ(5月2日現在)となり、さらに街の書店でも売り切れ店が続出しているという。
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店の店員
美奈子さんのほうは、発売日の入荷分はすぐに売り切れてしまいました。ビッグダディの本でしたら、在庫はございます。
もちろん『ビッグダディの流儀』の15万部も十分な数字だが、なぜ主役を差し置いて、番組で脇役だった元妻の本がバカ売れしたのだろうか。
書評ライター
内容の過激さはもちろんですが、女性読者層の厚さの差ではないでしょうか。特に主婦は、他人の家の不幸な話が大好き。しかも、それが芸能人でなく、“半芸能人”の美奈子さんなら、リアリティも十分。ネットでは、本を読んだ主婦から早くも『美奈子さんの半生を昼ドラにしてほしい』という声も上がっているそうです。
これからますます売れ行きを伸ばしそうな両著書。現在、盛岡に開業した接骨院「盛岡屋」で働く清志さんと、宮崎県で6人の子どもと暮らす美奈子さん。今後、今回の本のヒットで得た印税で、より幸せを得るのはどちらなのだろうか。