交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックが1日発表した1〜3月決算は、売上高が前年同期比38%増の14億5800万ドル(約1420億円)、純利益が同7%増の2億1900万ドルだった。売上高の大半を占めるインターネット広告ではスマートフォン(スマホ)などモバイル機器向けの売上高が30%に達した。
特殊要因を除いた実質1株利益は0.12ドルとなり、前年同期と同じだった。売上高は市場予想の14億4000万ドルを上回る一方、1株利益は予想の0.13ドルに未達だっ
た。
3月末時点の月間利用者数は11億1000万人となり、3カ月間で5000万人増えた。1年前との比較では26%多い水準。モバイル機器経由の利用者は7億5100万人だった
。
主力のネット広告の売上高は前年同期比43%増の12億5000万ドルだった。このうちモバイル経由の割合は約30%を占めた。2012年10〜12月期は広告売上高に占めるモ
バイル向けの割合は約23%。スマホの急速な普及に対応してモバイル向けの広告を強化しており、こうした取り組みが一定の成果を上げていることを示した。