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剛力彩芽『ビブリア』平均12.2%の真価は?‐オスカー3人娘、ゴールデン主演ドラマの視聴率

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 現在放送中の剛力彩芽主演の月9ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)。2月18日放送の第6話までの平均視聴率は12.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。今クールのゴールデン民放連続ドラマとしては、『とんび』(TBS系)、『科捜研の女』(テレビ朝日系)に続く3番手という好位置につけている。

テレビ誌関係者
 時間帯の良さと謎解き物という、安定感のある題材がよかったのかもしれませんね。“ゴリ推し”と揶揄されることの多い剛力を避ける層は少なからず存在する上、放送前には原作のイメージと大きく異なるキャスティングに対して一部で批判の声もあがりました。そんな中での3番手というのは、健闘といっていいのではないでしょうか。

 だが、“クール3位”とはいうものの、月9ドラマの視聴率としては決して高いとはいえない。ちなみに前クールに放送された木村拓哉主演『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』は平均17.7%と高かったが、前々クールの小栗旬主演『リッチマン、プアウーマン』は12.4%。

 30%越えの大ヒット月9ドラマが連発していた90年代はともかく、この数年の中では『ビブリア』はどのぐらいの実力なのだろうか?

 過去5年の月9ドラマに目を向けてみると、2008年以降の月9ドラマで最も平均視聴率が低かったのは、中居正広主演の『婚カツ!』の10.5%。続いて『大切なことはすべて君が教えてくれた』(主演・戸田恵梨香・三浦春馬)11.4%、『幸せになろうよ』(主演・香取慎吾)11.7%。この3本が12.2%以下で、『ビブリア』は過去5年のワースト4位ということになってしまう。

テレビ誌関係者
 テレビ全体の視聴率が低い時代ではありますが、やっぱり月9としてはちょっと物足りない数字かもしれませんね。

 さて、ワースト1位の『婚カツ!』にヒロイン役として出演していたのは、上戸彩。ご存じの通り、剛力と同じ事務所・オスカーの先輩である。武井咲と合わせ、このオスカー3人娘のゴールデンでの主演ドラマの視聴率を調べてみた。

 まず上戸。ヒロイン役に抜擢されて話題を呼んだリメイク版『高校教師』(03年・TBS系)の直後に放送された『ひと夏のパパへ』(同)がゴールデン初主演ドラマなのだが、この平均視聴率は5.6%とかなり低い数字でのデビューとなっていた。しかし、その後主演した『エースをねらえ!』(04年)と『アタックNo.1』(05年・共にテレビ朝日系)がいずれも平均13%を超え、ヒットとなった。さらに、06年には『アテンションプリーズ』(フジテレビ系)が平均16.4%となり、すっかり人気女優なのかと思った直後には『下北サンデーズ』(06年)7.3%、『ホテリアー』(共にテレビ朝日系)8.6%と、一ケタを連発してしまう。どこか振り幅が広い感じの上戸が民放ゴールデン/プライムで主演した11本の平均視聴率は、11.4%となった。『ビブリア』が今の数字を維持できれば、剛力は上戸の平均越えを果たすことになる。

 もっとも『ビブリア』6話までの平均12.2%を下回る上戸主演ドラマは4本で、本数だけなら上戸の7勝4敗ということにはなる。

 一方、武井は、昨年に3本立て続けに主演ドラマが放送されるという勢いだった。しかし、『Wの悲劇』(テレビ朝日系)9.1%、『息のできない夏』(フジテレビ系)9.8%、『東京全力少女』(日本テレビ系)7.6%といずれも一ケタに終わり、3本の平均は8.8%。武井の平均も、今のところ剛力は超えている。

 いきなり初主演ドラマで2人を超えてしまうかもしれない剛力。“ゴリ推し”の賜物か、実力なのか?























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