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楽天市場店「鞄工房山本」 芦田愛菜効果!? 親も子も目の色を変えるおしゃれなランドセルとは

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 今どきのランドセルは高級感があっておしゃれじゃないと、客に振り向いてもらえないらしい。牛革などの天然皮革を使い、裁断面を丹念に磨いてニス塗りし、アンティーク調の金具やダイヤモンドのチェック柄(アーガイル)などの飾りが付く…。そんな高級紳士鞄も顔負けの商品が売れている。子役タレントの芦田愛菜(7)のランドセルCMがおしゃれ志向に拍車をかけたともいわれ、当の子供より親が気に入って買うケースも増えている。

 奈良県橿原市の「鞄(かばん)工房山本」では、牛革とコードバン(馬の尻部分の革)のみを使用した高級ランドセルを製造販売している。工房を併設した店舗内には、色とりどりのランドセルが壁際の棚一面に並ぶ。

 天然皮革の製品は耐久性があって型崩れせず、「購入時とほとんど変わらない状態で卒業までの6年間使える」(同社)という。価格は3万円台〜8万円台と他社の人工・合成皮革の商品に比べれば少し高め。それでも、革の裁断から仕上げまでを一貫して行う同社のランドセルは、品質に加え、デザインも高い評価を受けており、注文が引きも切らない。

「ここ数年でランドセルの傾向は大きく変わりましたね」。山本一彦社長はそう話す。人工皮革の画一的な商品ではなく、高級感があり、おしゃれでかわいいものを求める傾向が強まっているという。

「ピカピカの1年生」という言葉が使われていた十数年前までは、ランドセルと言えば、男の子用の黒と、女の子用の赤の二色だけで、表面が光るツヤ有りタイプがほとんどだった。

 しかし、その後は多色化が進み、3〜4年前には男女どちらでも使えるキャメル色が人気に。現在はさらに多様化し、茶や明るい青、深い緑、ワインレッド、ローズピンクなども登場。自然な革の感覚を出すツヤ消しタイプが多くなった。

 同社でもそうしたニーズに合わせ、11色を用意。さらに革の加工技術を生かし、独創的なデザインも生み出している。革の裁断面(コバ面)を磨き、ニスを塗る作業を何度も繰り返し、滑らかな面にする仕上げもその一つ。高級感を出す紳士鞄の製法だ。

 ほかにも牛革をデニム風に加工し、ジーンズ風の鋲を付けたり、革で作ったコスモスの花や刺繍(ししゅう)をあしらったり。細部も凝っていてアンティーク調のブロンズ金具を使ったタイプや、アーガイルのデザインを表面やベルト部分に使ったタイプもある。

 持ち前の技術でその時々のニーズに合った商品を作ってきたが、山本社長は「今は男の子と女の子、それぞれの好みに応じた製品を作る必要がある」という。

 それでも男の子の場合、黒系統が主流で毎年好みにそれほど変化はないそうだが、やはり女の子はおしゃれに敏感で、赤やピンク系統で刺繍や花の模様の入ったタイプなど“かわいい系”がここ数年の人気だという。芦田愛菜が出演するイトーヨーカドーのランドセルCMが一昨年から放映されているが、その効果もあって女の子の好みは広がっているようだ。CMで芦田が背負っていたランドセルと同じ色の茶やワインレッドの商品が最近はよく売れているという。

 また、大人も満足させる高級仕立ての商品が増えたことで、親の方が積極的に品定めするケースも目立つ。鞄工房山本では、アーガイルをあしらったものやシックな色合いの商品が父母に人気。昨年秋にはこんなことがあった。

 この春小学校に入学する男の子が、母親と祖母に連れられランドセルを買いにやってきた。

 母親「どれにする? 選んでみなさい」

 男の子「どれでもいい」

 母親「ちゃんと選びなさい」

 男の子「じゃ、これ」

 男の子が選んだのは、黒の標準的なタイプ。それを見ていた祖母が棚から同じデザインのモスグリーンのランドセルを出してきた。

 祖母「ありふれた黒より、こっちの方がいいんじゃない。友だちと比べても格好いいし、ずっと使うんだから、これにしたら」

 母親「そうねえ、いい色ねえ。どうする?」

 男の子「どっちでもいい」

 祖母・母親「じゃ、これにしなさい」

 結局、男の子はモスグリーンを買い、祖母らは「使う機会があるなら、私が買ってみたい」などと言って帰っていった。

 業界の関係者によると、ランドセルの多様化は、数年前に子供服ブランドのメーカーがランドセルを売り出したことがきっかけの一つともいわれるが、はっきりした理由は分からない。小学校に入るまで子供にブランド服を着せていた親が、ランドセルもブランドか、それに近いものを買うようになり、ランドセルが次第におしゃれアイテムのようになってきた、との説もある。

 いずれにしても、今や小学生の“事務用品”として片付けるにはいかない存在で、商品はますますバラエティーに富んでいくだろう。すでに来年の商品の企画を立て始めたという山本社長は「今後は女の子に好まれるものを充実させていくのが業界の課題だ」と話している。

(2012.1.22 SankeiBiz「芦田愛菜効果!? 親も子も目の色を変えるおしゃれなランドセルとは」より)





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