女優、白石美帆(34)が来年1月7日スタートのフジテレビ系昼ドラ「モメる門には福きたる」(月〜金曜後1・30)に主演する。白石は2006年公開の「ベルナのしっぽ」で映画初主演を果たしたが、連ドラは初めてだ。
同作は、大手法律事務所に派遣された白石演じる司法研修生が、日常生活で生じるさまざまな“モメ事”の解決に奔走しながら成長する物語。
白石といえば、女優業の傍ら、TBS系「スーパーサッカー」のキャスターや日本テレビ系「エンタの神様」の司会を務め、愛くるしい笑顔で人気を集めた。制作サイドは「(当時からの)明るいイメージが、ドラマ全体と主人公のイメージにぴったりだった」と起用理由を説明する。
現在、フジ系昼ドラで放送中の「幸せの時間」は、女は愛を奪い合うをテーマにした愛憎劇だが、新年からは一転して明るいタッチの物語がスタート。ドラマを引っ張る白石は「見てくださる方々の心を必ず温かくしてみせます!」とやる気をみなぎらせた。
女優の白石美帆が17日、都内で行われた東海テレビ・フジテレビ系昼帯ドラマ「モメる門には福きたる」制作発表会見に共演の中村玉緒、“行列弁護士”本村健太郎と共に出席した。
連続ドラマ初主演で大胆なベッドシーンに挑んだ白石に中村は「(昼ドラだけに)あの辺がたくさんあるようにね。どこまでやりはったんですか?」とグフグフ含み笑い。ドラマは法律事務所を舞台にした喜劇なのだが、中村は「ドロドロもたくさんありますよ。(白石演じる)椎名夏希が脱ぐか、脱がないか……。昼間はそういうのがないとね」と過激演出に期待していた。
裁判官を目指す司法習生の椎名夏希(白石)が、「モメゴトは、人を幸せにする」を座右の銘にした風変わりな法律事務所所長・桂木さくら(中村)のもとで働きながら、街中で暮らす人々の様々な揉め事に立ち向かい、成長していく姿を描くコメディードラマ。
夢の中でも台本を読んでいたという白石は「演じる夏希は前向きで情熱的。私自身もパワーをもらう瞬間があります。見ている方にも福が来ますようにと思いながら演じています」とドラマ初主演に意気込み十分。同枠出演は1979年10月放送の「がしんたれ」以来34年ぶりとなる中村は「漢字が読めないのでございます、口が回らないんでございます」と法律専門用語に苦戦中。昼ドラの撮影スケジュールはタイトで知られるが「大好きなパチンコを4か月間も断っています。まあ、ちょっとくらいは行きますけど……。パチンコをセリフに変えて頑張っています」とガッツポーズで気合をみなぎらせていた。ただ演じる桂の座右の銘の話になると「メモゴトは……なんでしたかね?」と天然ぶりを発揮していた。
昼ドラ出演は4作目で、本作では法律監修兼バー「サファリ」のマスター役で出演する本村は「今では弁護士と思われているけれど、昔から本業は俳優。バラエティーばかりに出ているけれど、(所属事務所の)浅井企画ではドラマ班なんです」と強調。数々のドラマで法律監修を務めてきたそうだが「法廷シーンを指導する際には、ついでに役をもらうパターンが増えた。今回もまんまと役をもらえて、ついに弁護士かと思ったら、バーのマスター」と肩を落としていた。
東海テレビ・フジテレビ系「モメる門には福きたる」は2013年1月7日(月)13:30スタート